どれくらい泣いただろうか。

目が開かないほど腫れている。


腫れた目で見る夕焼けが痛いほど眩しかった。


いつでも会える。

その『いつでも』が普通の日常だと思っていた私は安心しきっていたのだ。

スカートのポケットの中で、ただベタつくだけのキャンディみたい。

想いが本来の形を残していない。

また今度でいいや、って思っているとなにもしていないうちに溶けて、チャンスさえも逃してしまう。

臆病になってブレーキをかけるくらい自分の気持ちに正直に、もっと飛ばしていればよかった。