結衣が今から行くから!
そう言ってくれたけどあたしは断った。
自己嫌悪で結衣に会えない。
下を向きながら家まで歩いた。
涙を止める為に見た青空を、
もう一度見ることが出来なかった。
あたしの汚い心には、
眩しすぎて見てるだけで、
悲しくなってしまう。
家に帰りベットに倒れこむ。
廉を、
一度もこの部屋に呼んだことなかったな。
そう思いながら携帯を開き、
廉の連絡先を消した。
ごめんなさい。
本当にごめんなさい。
幸せになってね。
苦しい恋愛はしないでね。
ってあたしに言われたくないね。
だけど、幸せになって欲しいです。
あたしの幸せを、全部あげます。