あの日、廉と別れた日、
自分から好きになるまで、
誰とも付き合わない。
二度と傷つけない。そう誓った。

男なんて信じない。
平気で嘘をつき、あたしを裏切る。
優しい顔をして騙すんでしょ?

そう思っていたけれど、
一番信じられないのは、嘘つきなのは、
あたし自身だったんだよね。

だからね?
あたしは人を信じる事から、
はじめてみようと思った。
当たり前な事からはじめてみるよ。