「誰にもヤキモチ焼きって、
言った事ないから内緒にしてね?」

「えーいいじゃん。
ヤキモチ焼きの方が可愛いじゃん。」

「可愛くなくていいから!
本当に内緒にしててね!」

頑なに嫌がるあたしに笑い、

「じゃあ言わないから、
今から遊びに行かない?」

「眠いし顔ヤバいから無理。」

即答のあたしに笑い、

「凛ちゃんかわいーね。」

「は?また心にもないこと言うの?」

言い方がバカにしてる気がして睨む。

「俺は凛ちゃんと違って、
素直な男だから
思った事しか言いません!」

言い返せない。なんて返すか悩んだ結果、

「変態」

小学生並みの言葉のみ。

「あはは!なにそれ?」


大笑いする優くんを睨む。

「じゃあ、
帰り家まで送らせて?
剛たち送った後、最後にね。」

えーって思ったけど、
断る理由もみつからず、

「お願いしま〜す。
ねえ?いい加減、2人起こさない?」

話題を変えなきゃと思い、
スヤスヤ眠る2人がいる後ろを見て言う。

「いーよ。寝かしといてあげなよ。
俺は凛ちゃんと話せればいーから。」

「あたしまた寝ちゃったら困るじゃん。
起こそうよ〜。」

優くんの言葉を、
いちいち気にしていられない。

「ダメ!寝ちゃったら剛起こすから、
それまで話そうよ。」

そう言い、コンビニに止まった。

待ってて?起こすなよ?そう言い残し、
コンビニへ入っていった。


「起きてよ〜2人とも。」

そう言っても返って来るのは寝息のみ。