「結衣変わらねぇな。」

「あんたもなんも変わってないよ!」

そう笑いながら話す2人を見て笑う。


「優〜!あの頃凛ちゃんの、、、。」

「結衣ちゃん凛ちゃん!
今日はとことん飲もう〜!」

剛くんが何か言いかけたが、
それを遮るかの様に大きな声が聞こえた。

ん?って思ったけど、まぁいいか。

今日は2人の再会の記念に飲もう!
そう思ったんだ。



あの時、剛くんが言いかけた言葉は、
後にあなたから聞いたんだよね。
えー!と驚きながら、
嘘でしょ?とだけ、
心の中でずっと思ってた。


忘れかけてた記憶は、
今こうやって過去を書いているうちに、
鮮明に思い出してしまう。
過去に出来ないでいるのかな。
それとも過去にしたくないのかな。

でもわかってるよ。
遠くて苦しい思い出だって事はね。