「会いたいよ。
抱きしめてよ。

ドッキリだよ!ビビった?
そう笑って部屋に入ってきてよ。
ねえ。早く来てよ!
早く、、、笑って入ってきてよ。」

夢であって欲しいと願うあたしは、
泣き叫びながら、
わけのわからない事を言っていた。

誰もいない部屋に響く虚しい言葉たち。


今頃になって、
現実を受け入れられないあたしは、
昨日よりも取り乱し、
泣きながら携帯を取り出した。

無理しても消えないよ。
悲しくて苦しい気持ちは、
昨日よりも大きく重くなってく。

苦しくて、胸が壊れてしまいそう。
切り裂かれてしまった思いが、
あたしの中で泣き叫んでいる。




優の連絡先を開く。


「ねぇ。優、、、。
なんで離れなければならないの?
なんで隣にいないの?
なんであたしじゃないの?
なんで、、、?


優、大好きだよ。これからもずっと。」