ポストの方へ行き、開けてみると、
小さな紙袋に、
封筒が貼られている物が入っていた。

暫く取ることなくボーっとしていたが、
我に返り、その袋を持ち部屋に向かった。

封筒に名前は書いてなかった。はず。

優に違いない。はず。

まさか高城さん?

いや、あたしの家なんて知らない。はず。

でも、優と高城さんが話をして、
あたしの家を教えたかもしれないか。

そう思うと、
中を開けることが出来ない。

あたし達付き合うので!

そんな事が書いてあったら怖い。

いや、現実を見なければ。

1時間くらい考えてから、
その紙袋と封筒を開けてみた。

開けて後悔した。
こんなに悩んだんなら、
開けずに捨てれば良かったよ。