あたし達の4年間は、
たった1日で終わりを迎えた。

けど4年間より、
高城さんに聞いた話の方が、
大きかったから、
あたし達は、別れるしかなかった。

好きだよ。
離れたくないよ。
もう会えないなんて嫌だよ。
愛してるよ。

言いたくても言えなかった言葉は、
今もあたしの胸の真ん中に、
居続けています。

言っても意味のない言葉だと、
この時は思っていた。

言ったって事実は変えられないから。


この時、
あたしが本当にあなたに冷めて、
本当に嫌いだと、
思っていたかもしれません。

あたしが冷静でいられなかった様に、
あなたに、
あたしの本心を読み取る事が、
出来なかったかもしれません。

けど、これで良かったんだよね?
そうだよね?
ねえ?そうだよって言って?

あんな悲しい笑顔じゃなく、
いつもみたいに笑って言って?

前に進めないあたしに、
もう過去なんだから進めよ!
そう言って?
ねえ、言ってよ。
じゃないと、あたし進めないよ。

あなたに言われたら、
泣き喚きながらも一歩進んでみるから。

だから、今あたしに言って?
お願い。言ってよ。