「優くんあたしね?
素直じゃなくて、性格捻くれてる。
しかもズルくて、逃げてばかりなの。
けど、優くんを信じる。
先の事はわからないけど、
あたしは優くんと歩いていく。

真っ直ぐな優くんがはじめは嫌だった。
真っ白な心の優くんが怖かった。
嫌な事言ったりあんな事までして、
嫌われようと必死だった。
なぜ向き合おうと思わなかったのか、
向き合う事が何かさえわからなかった。

メールを毎日して、優くんを色々知った。
誕生日や兄弟や親の事とか、
本当色々教えてくれたね。
全く興味ないと言うか、
聞こうともしなかったあたしを、
それでも好きだと言ってくれた。

どんどん優くんの事を知り、
優しくて温かい所が好きになった。
わからないとか言って逃げてた。
ごめんね。
傷付ける事もあるかもしれない。
悲しい思いをさせるかもしれない。
前より苦しめるかも。
けど、素直に真っ直ぐ進むから。
だから、よろしくお願いします。
あたしは優くんが好きだよ。」


優くんをちゃんと見ながら、
素直に自分の気持ちを伝えた。