「凛ちゃん、
俺もう無理。抱かせて?
俺の凛ちゃんにしていい?」

あたしが頷いた事を確認すると、
優くんは激しくキスをした。

クチュクチュ舌を絡ませ合う。

その舌はあたしの全てを這う。
自然と声が出てしまう。

「あっ。イヤ、、、。」

そう言ってもやめる事なくあたしを這う。

「愛してるよ。」

そう言いながら激しく求める。

この間とは違う。

今までの優くんの思いを全部吐き出して、あたしの全部を求める。

優しく触れながらも激しく求める。

焦らしながら、あたしに求めさす。

こんなに切ない顔をされたら、
あたしも優くんを激しく求めてしまう。

自分が自分じゃなくなる感じ。

愛されてると言われなくてもわかる感じ。
けど優くんは不安なのか、
あたしの首元を強く吸う。

俺の首筋も吸って。
凛ちゃんのものだって印つけて。

そう苦しそうな、切なそうな顔で言う。

あたし達はお互いに、
自分のものだと印をつけた。

名前を呼ばれ、
たまに歪む優くんの表情に溺れていった。