「凛ちゃん俺は何をされても傷付かない。
俺は凛ちゃんが大好き。
凛ちゃんさえいれば何もいらない。
凛ちゃんじゃなきゃ嫌だ。
ずっとそう思ってた。
それは、
これからもずっと変わらないよ。
絶対に。
何があっても裏切らない。
俺は凛ちゃんから離れない。
だから凛ちゃんも俺の側にいて?
俺の事裏切ってもいいから。
ずっと、
これから先も、
好きなのかわからなくてもいいから。
だから俺の側にいて下さい。」

真っ直ぐあたしを見て言う。
目を逸らすことなくあたしは聞いた。



「お、お願いします。」

それだけ言うと恥ずかしくて下を向いた。


「本当に彼女になってくれるの?」

そう言う優くんを見る事なく、
あたしは黙って頷いた。

下を向いてるあたしを抱きしめ、

「好きだよ。大好きだよ。愛してるよ。」

そう耳元で何度も囁いた。


優くんが好きだと囁くと、
身体の力が抜けてしまいそうになった。


こっち見て?と切なく言う優くんに、
そっとキスをした。
優しく温かいキスを、
何度も何度も繰り返した。

この間とは違う。
諦めてと思いながら、
いやらしく音を出してしてたあたしは、
もうどこにもいない。

優くんに触れたくて、
どうしようもないあたししかいない。