「ちょっと!
凛泣かないでよ!
ゆーっくり進も?
あたし横にいるから。
何があっても凛の横にいるから。」

悪いのはあたし。
そう言おうとしたけど、
言葉に出来ずただ頷いた。

結衣のこの言葉が胸に刺さった。
何があっても横にいる。
その言葉が痛かった。

あたし結衣に何かしてあげれてる?
いつでも甘えてるだけ。
いつも、
そっと背中を押してくれてるのは結衣で、押してくれてるのに、
躊躇してばかりのあたし。

自分に苛立ち、情けなくなり、
涙は流れるばかり。

泣くなよ〜と笑う結衣。

ごめん。しか言えないあたし。