「優くん!
平気じゃなく、
演技って言ってたんだよあたしは!」

オーナーさんが上機嫌でいなくなった後、優くんに耳打ちした。

「あはは!マジかよ。
やべぇー!
めっちゃ喜んだ自分が恥ずかしい。
月曜は風邪ひいたとか言って、
来ないで大丈夫だからね。」

え?いつ喜んでたの?
なんだか申し訳ない。

「うーん。悩む!」

何故そう言ったのか。
何に悩んでるの?あたしは。

「じゃあ、来る?俺は大歓迎だよ。」

「うーん。それも悩む。」

「あはは!
何に悩んでんの?
じゃあ今日帰るまでに決めて?」

そう言われ、うんと頷き料理を頼んだ。