「凛ちゃん面白いよね!しかも綺麗だし。
ずっと聞きたかったんだけど、
かなりモテるでしょ?」

「全然モテません。
綺麗って意味知ってる?」

「凛ちゃんは可愛くて綺麗!
俺のストレートど真ん中だよ。
多分、
お願いされたらなんでもしちゃうし、
なんでも買っちゃうな俺。」

恥ずかしい事を、
サラっと言ってるのは計算なのか?

「優く〜んお願いお星さま取って来て。」

「わかった!
俺と付き合っていいよ!
って思ってくれたら取ってくるから!」

「あはは!
今はバカって言うとこでしょ?」

真剣な話はしない様に笑って誤魔化した。

そんなアホみたいな会話をしていると、
お店に着いた。

何故か深呼吸するあたし。

今から彼女だ。
そう思い、
前の時みたく優くんを見つめてみる。
何故か、
優くんもあたしを真っ直ぐ見つめている。

え?ドキっ?

いやいやそれはナイ!

あたしが目をそらすと、
俺の勝ちだ!と笑った。

あたしは車を降り優くんの手を取る。
何故か恋人繋ぎ。
なに?と驚くあたしに、
この方が緊張しないよと笑った。

あ。さっきのドキッは緊張からか!

そう自分に言い聞かせ中へ入っていった。