どうしたらいいのかと思いながら、
一週間、一ヶ月と過ぎ、もうすぐ二ヶ月。
毎日何回もメールをしてきて、
気が向いたら返信していた。
二週間経った頃に、
なんの仕事してるのか聞き、
三週間経った頃、
ご飯どうしてるのかと聞いた。
その同じ頃に、
何人と付き合ったか聞き、
素直に答える優くんに笑った。
一ヶ月経った頃、
優くんとのメールが日課になった。
この二ヶ月の間に電話は2回だけ。
しかも剛くんが無理矢理。
会うことは一度もなかった。
誘われる事もなく、
好きだなんだとあまり言わなくなった。
好きじゃなくなった?
この日課も、もうすぐ終わるかな?
そう思ってたあたし。
【オーナーが会いたがってて、
あのお店に一緒に行ってくれない?
19時過ぎに。
付き合ってないって言ってもいいから。】
《いいよ〜!
付き合ってるって事でいいよ!
1から説明するの面倒だし。》
久しぶりに会ってもいいかな。
そう思っていた自分に驚く。
【マジ?!
断られるかと思った!
じゃあ行く頃連絡するね。】
あれから二ヶ月経って、
優くんが何か変わったか聞きたかった。
彼女のふりしてたなんて、
そんな事言えないから、
そのままでいいと言っただけ。
あたしは何も変わらない。
違う。
一つだけ大きく変わった事がある。
優くんに諦めてと思わなくなっていた。
けど好きなわけではない。
ただ素直になんでも答えるいい人。
あたしが暇な時相手にしてくれるいい人。
ただそれだけ。