【恥ずかしいね。
なんでこんなメールしてるんだろ。
優くんごめんね。本当にごめん。】
やり逃げした男が謝ってる様に、
あたしが謝る。
《謝られる事はされてないから!
いいの。幸せだったから。》
メールを返す事はもう出来なかった。
最低だとかもう言い飽きた。
あたしはなんなんだろ。
なんで頼まれたからってつけたの?
苦しい顔をしたって、
つけなきゃいいのに。
もっと苦しくさせるだけなのに。
あたしの胸には本気の証のマーク。
優くんの首筋には、、、。
その日、なかなか寝る事が出来なかった。
本気の印に手を置き、
ごめんなさいと何度も謝った。