部屋に戻ったあたしは、
急いで化粧を落とし、
シャワーを浴びに行った。
優くんとの事を思い出し、
ゴシゴシ身体中洗った。
優くんの手や唇の感触が残ってる様な、
今も触れられているかの様に感じる。

いくら洗っても取れない感覚。
傷付けた事実。
はぁ。と大きなため息が出た。

え?は?

1人でそう言ったのは、
あたしの胸の辺りにある、
赤いものが目に入ったからだった。
いつの間に、、、。
俺のものだよって印が、
くっきりと押されていた。
それを見て恥ずかしくなりながらも、
そっと手を置いてみた。


いや、なにやってんだあたしは。

ハッと我にかえり、
シャワーを急いで止めた。

着替えてあたしは携帯を開く。

メールがきていたので開くと、

いなくならないでいてくれてありがとう。

そう優くんから入っていた。

それを見てまた、ため息が出た。

ごめんね。
そう思い優くんにメールを打った。