「嘘はつかないでよ。
これからも、絶対こんな事しないでしょ?
俺がかわいそうだと思ってしたんでしょ?
俺に嫌われたくてしたんでしょ?
諦めろと思ってしたんでしょ?
俺が言ってもわからないと思って、
したんでしょ?わかってるよそんなこと。
でもね?
俺は凛ちゃんの事嫌いになんてなれない。会えなくなるのも嫌だよ。
俺は凛ちゃんしかいない。
だからもうこんな事しなくていいから。
ご飯食べに行くだけでいい。
会いたくないなら電話だけでもいい。
声も聞きたくないならメールだけでいい。
どんな方法でもいいから、
連絡だけは経ちたくない。お願い。
同情でもなんでもいいから。」

あたしに抱きつきながら、
すがる様に声を詰まらせて言った。

どうしたらいいの?
もう何を言ってもダメなの?
何がいいの?
あたしなんかの何がいいの?

最低だとなんで思わないの?
思っても言わないだけか。

優くんは、
傷付ける言葉をただ言わないだけで、
きっと傷付いてる。
悲しい思いを絶対してる。
それなのに、離れないでと願ってる。