ホテルに着いたあたしは、
部屋に入るなりキスをする。
クチュクチュと音を立て、
さっきよりも激しく声も出てしまう程。
ギューっと抱きしめられながら、
あたしも抱きしめ返す。
「シャワー浴びよ?」
そう言い離れたあたしをベットに運び、
優しく寝かせる。
「凛ちゃん本当にするよ?
もう止まらないよ。」
そう切なく言った後、優しくキスをする。
「優くん、、、。」
優くんの切ない顔を見て、
やめてと言いそうになった。
ダメ。傷付ける。
思い直し優くんに言う。
めちゃくちゃにして、と。
そう言うと舌を絡ませながら、
あたしに優しく触れる。
あっ、、、。
演技するつもりが、
優しく割れ物を扱う様に触れる優くんに、ただ感じてしまう。
「凛ちゃん俺を見て?」
目を閉じてるあたしに優くんが言う。
俺を見てと言いながら舌を絡ます。
その舌は首すじや耳へ移動する。
耳元で好きだと囁かれる。
本当あたし軽い女だ。
嫌いでもこんなに感じてしまう。
もっともっとと欲してしまう。
「優くんもっと、、、。」
「凛ちゃん愛してるよ、、、。」
「あたしは、、、。」
嫌いと言う前に唇を塞がれた。
嫌いと言う言葉の代わりに、
あなたの温かい唇を感じた。