優くんは黙ったまま空を見ている。

あたしもどうしたらいいのかわからず空をただ眺める。

波の音だけが静かに響いている。

優くんごめんね。
嬉しいとも思えないあたしを、
これ以上、好きになんてならないで。

あなたを思ってくれる人は他にいるよ。
あたしは思われても返せない。
好きになられても困るよ。
話した事なかったから、
勝手に美化されただけでしょ?

あたしは傷付けてしまう。
だからわかって。お願い。
もーいいから!そう言って。
お願いします。