「どういう事?
マジで意味わかんない。帰る。」

車に乗るなり冷めたく言った。

ごめん。そう言いエンジンをかける。

「凛ちゃんごめん。
話したい事あるけど、
ここに停まってても迷惑かかるから、
他に移動していい?」

は?と思い優くんが見てる方を、
ミラーで見てみてると、
オーナーさん達が、
まだ見送ってくれている。

いいよ!
全くいいとは思ってない言い方で、
あたしはオーナーさん達を見ながら、
可愛く手を振った。

どこで話すの?
その辺停めて話出来ないの?
早く帰りたいんですけど。

そう思ってるけど、言う事が出来ない。

シーンと静まってる車内。
行きとは違い、沈黙が苦しい。
だけど、自分から話す気にもならない。


横を見てみると真剣な顔をして運転している。
見てるだけでイライラしてしまった。