丁度、5分になった時、インターホンが鳴った。

美憂はうつ向いたまま言った。

『修二、ごめんね』

(急いで来たんだろうな・・・)

美憂を見ると一目で分かる。

少し汗が頬を照らしている。

少し乱れた髪の毛。

そして服は制服のまま。

最後に、少し息が上がっている。

そんな美憂を見て、
誰が怒れる?
許すしかないでしょ。