俺達が付き合うなんて考えもしなかったし思いもしなかった。

下から上まで上がって来るのに、かかる時間は、5分程度。

その時間が、待っている側にしたら、凄く長く感じた。

美憂が来るまで、修二は無駄に大きい部屋を未だに、行ったり来たりしている。

(何か、この行動、恋する乙女かよ!!!)と自分に突っ込みを入れてみる。

一人でしてると、しかも一人きりで。

虚しく感じていた・・・。

そんな自分に呆れて、溜め息が溢れる。