昼休みは短い。

巨大ミミズを、倒したことの余韻に浸る間もなく、

チャイムの音が、僕を眠りから覚ました。

はっと、顔を上げると、

もう、次の授業の先生が、教室に来ていた。

慌てて、僕は授業の用意をする。


ふっと、僕は思い立ったように、授業中にも関わらず、

手を伸ばして、黒板の下にある…ゴミ箱に向かって、

念じてみた。

(燃えろ)


でも、やっぱり…


燃える訳なんて、なかった。

僕は、ガクッと肩を落とした。