2つの物体は、アルテミアの両手に装着され、

トンファーに変わる。

「近くまで来て、…あたしの思念を感じたら、チェンジ・ザ・ハートは必ず、あたしの手に戻る!」

「そ、そんな馬鹿な…」

バイは、後ずさった。

「もう…お遊びは、終わりよ」

トンファーはくっつき、

巨大な槍になる。

バイは、震えだした。

「女神の一撃か…」

「そう…A Blow Of Goddess」

アルテミアは、槍を脇に挟み、構えた。

「これで、終わりだ」

「やられる前に、やってやる!」

バイの右手が、再生し、今度はドリルに変わる。

「アルテミア!」

「フン」

アルテミアは、槍を回転させる。

その度に風が起こり、

真空刃がバイを切り裂く。

「カマイタチか…」

バイの全身を切り刻み、

風が絡みつくように、バイを縛り、アルテミアに近寄れなくした。

さらに、チェンジ・ザ・ハートは電流を帯び、

青く輝く。

「Wind Of Thunder!」

電流が…電気の風になり、周囲の木々を包んだ。

槍が、バイのドリルの先から、肩までを貫く。

同時に、雷鳴の風がバイを焼き尽くした。



アルテミアはバイに背を向けると、

そのまま、マシュマロ森を後にした。

A Blow Of Goddess…女神の一撃を、放たれてた…森の半分は、吹き飛んでいた。