そう言ってくれたから。

不覚にもドキッとしてしまった。

でも、興味はなかったから、

「じゃ。」

それだけ言って、「あ、待って!」と呼び止める彼のことばも無視して学校にむかった。

家から特別遠いわけでもなかったから、通学手段は徒歩。