「ん」


市加瀬君、私のこと助けてくれたんだ。


さすがにあの格好は恥ずかしかったけどね。


あー。登校初日にこんなことになるなんてな…


「おい、もう大丈夫なのかよ?」


「え?あ、うん。もう大丈夫だよ。ありがとね」


「ならいーけど。なんかあったの?」


そう言って私の隣に座った。


あ、やっぱりあんなところ見たら気になるよね。