私の教室は3階。医務室は1階。
図書室が2階……



図書室かぁ迷うな



私は迷いながら階段を下る





軽い足音をたてながら階段を上ってきたのは、赤いネクタイをした男子だった



…あれ?見覚えのある顔だな…




「……颯!?」




「わぁっ!…なんだ楓かぁ。」




そこにいたのは私の幼馴染の颯だった




「うわぁ!颯久しぶりだね?さぼり?さぼり?」




興奮気味に私が聞くと颯は私の口を慌ててふさいだ




「ちょっ!今授業中だぞ。」




たくよぉ、といいながら手を離す




「じゃあ、屋上行こっ!」




「屋上?……今からいくの?」




颯はクスクス笑い階段を登り始めた