「え?なんで?」
確かになんだかとってもお金持ちだし、
叔父さん?が学校の理事長(極秘情報)だけど…
私は首を傾げると理子は私の肩にポンっと手を置いた
「よく見て颯君を! 整ってるのに童顔で……しかもすごく運動神経いいしっ!頭もいいしぃ!… 正に私の理想のど真ん中っ!」
へぇ、颯ってそう思われてるんだ…
「ま、まあ顔はいい方だと思うけど…さあ。イケメンならそこらへんにもいるのでは?」
私が言うと理子の目が光った
「颯君はイケメンなのに気取ってない所がさらにいいの!」
あー。あれは自分のかっこよさに気づいてないのよ。
と、岬。
…颯もてるんだぁ。
なんかファンクラブもあるらしいし
相変わらず理子は話を続けている
私は、颯はいつからそんな風になったんだ、と自分の昔の記憶を辿ってみた。