「…」



「…」


話しかけて来たのは、赤いネクタイの小柄男子



屋上の階段を無言で登り階段を上る音が響く。




もう昨日の山本のことで懲りたから、気は抜かないようにしないと…




男子の後につづき黙々と歩き、屋上に入り、私は自分の出口を確保した