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「ごめんごめん、忘れてた。麒麟は、自分の気配とか存在を消す能力があるんだ。」



先輩の説明によると、最初のうちはまだ使い方がわからなくて力が上手く使えなくてこうなるらしい。



「それだからみんな私に気づいていなかったんだ。」



ほのかに冷たい風に吹かれながら楓は頷いた



「でも、もう少ししら自由自在に操れると思うよ。」



樹がそう言うとそこら辺の段差に腰をおろした