「じゃあ誰?」


「ただのクラスメート。」


「ただのクラスメート?
私はあなたたちのせいで振られたのに
調子に乗らないで」


そう言ってお母さんは
床に散らばったガラスの破片を拾って
私に振りかぶった。

「った、」

ポタポタ


床に私の血が垂れた。


「お姉ちゃん、」


その声を最後に意識を失った