「なんか、大変そうだね。」

「うん」


「もう、暗くなって来たから送るよ。」


「えっ。」

そして、外を見ると、冬だからか
まだ5時なのにけっこう真っ暗だった。 


「いいよ。
自分で帰れるから。」


「遠慮すんなって、
女の子ひとりでこんなく暗いなか帰らす男がどこにいんだよ!」


「いや、でも」


「いいから!」

「う、うん」