「てか、星しんね-?」

星って名前を聞いただけで、どきってした。

「星くんなら、すぐ帰ったよ?」

「もぉ-っ。星のばっか-」

栞も言う。

みんな星くんの知り合い?

「星くんの知り合い?」

「俺わ栞つながり」

「あたしは、元中一緒だから」

「そッカ..」

「てか、早くいかねーとやべ-」

「じゃね!」

浩太と栞は、手を繋いで、走っていった。

私はそれを、羨ましそうに見た。

そして校門へと足を進めた。


今まで、恋はしてきたけど・・。

どれも、ありきたりな恋・・。

一目ぼれなんて・・なかった。

でも・・なんか星くんと会ったときに・・。

心臓がうるさかった・・。

ただ・・・かっこぃぃから?


違うと思う・・。


考えてるうちに、家の前だった。

「ただぃま-っ」

「おかぇり-!」
そう返事したのは、由梨ねえだった。

佐藤由梨華。
私のお姉ちゃん。

18歳で、キャバ譲。中学んトキわ元ヤンで
高校は中退。

でも、いいダイスキなお姉ちゃん。

「由梨ねえー」

「どうだった?学校」

由梨ねえは、髪を巻きながら、私に聞いた。

「えっ・・・普通だよ!」

由梨ねえには、何か恥ずかしくて言えないよぉ//

「ぷっ。何かあったんだぁ-」

由梨ねえは、笑ってた。

「何にもないからぁー!」