「ありがとう。嬉しい……っ」
大切にするねと、嬉しさに頬を緩ませる私に、
「アドレス交換した時みたいだな」
と、思い出したように笑っていた。
大翔君の連絡先を知りたいと思っていて、私の心を読んだみたいに連絡先を教えてくれた。
あの時は、本当に嬉しかった。
それに今くれたプレゼントも。
やっぱり私も大翔君に何かしたい。
そう思った時に目に入ってきたのは、
「ちょっと待ってて」
「え? ああ……」
キョトンとしながら、返事を返してくれた大翔君を確認して、小走りでレジに向かっていく。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…