近くのデスクにいた髪を1つに結んだ女性が立ち上がり、近付いてきた。見た感じ、藤沢さんよりも年上に見える。
「ごめんねー、私の都合で。でも、萱森さんに来てもらって助かったわ。ありがとう」
「え?あの…」
またしても意味が分からない。ほぼ初対面の榎本さんに謝られたり、お礼を言われるなんて反応に困る。
「どういうことですか?葵が突然配属が変わったのは、榎本さんが絡んでるんですか?」
さすが田辺くん!私が思ったことをすぐ口にしてくれた。だけど、いきなり呼び捨てにされるのは、なんか誤解を招くような…。
「あら?藤沢くん、説明してないの?」
「している暇がなくて。ここに来てからでいいかなと」
「そうなのね。まず、挨拶してもらわないとね」
「そうですね。皆さーん、新入社員から挨拶があるので、聞いてください」
販売課には20人くらいの社員がいる。自分のデスクで立つ人や、中央に来てくれる人など様々だけど、皆が仕事を中断させてくれた。
「ごめんねー、私の都合で。でも、萱森さんに来てもらって助かったわ。ありがとう」
「え?あの…」
またしても意味が分からない。ほぼ初対面の榎本さんに謝られたり、お礼を言われるなんて反応に困る。
「どういうことですか?葵が突然配属が変わったのは、榎本さんが絡んでるんですか?」
さすが田辺くん!私が思ったことをすぐ口にしてくれた。だけど、いきなり呼び捨てにされるのは、なんか誤解を招くような…。
「あら?藤沢くん、説明してないの?」
「している暇がなくて。ここに来てからでいいかなと」
「そうなのね。まず、挨拶してもらわないとね」
「そうですね。皆さーん、新入社員から挨拶があるので、聞いてください」
販売課には20人くらいの社員がいる。自分のデスクで立つ人や、中央に来てくれる人など様々だけど、皆が仕事を中断させてくれた。