「俺はさ、入社式の2週間前くらいだったかな?教育係をしろと言われて、新入社員のの名簿の中に萱森葵ってあったから、びっくりしたんだよね。入社式に会えるのがとても楽しみでさ、びっくりするだろうなと思って」
藤沢さんは会えることを先に知っていたんだ。でも…
「そんなこと言わなかったですよね?」
「葵ちゃんがさ、何もリアクションしなかったから、覚えていないのかと思って言えなかったんだよ。なんかあんな少しのことを覚えているなんてキモいとか思われたら、嫌だなってね」
「でも、ストラップ…」
「マジでストラップを見たときは嬉しかったよ。それに葵ちゃんも覚えていてくれたから」
「覚えていますよ。だって、ずっと会いたいと思っていたから」
作り物だけど、クローバーに願って良かったと思った。
「ありがとう。ストラップを付けてくれて」
「はい」
「焼き鳥屋に行くか?腹ペコだ」
「クスッ。私もです」
藤沢さんは会えることを先に知っていたんだ。でも…
「そんなこと言わなかったですよね?」
「葵ちゃんがさ、何もリアクションしなかったから、覚えていないのかと思って言えなかったんだよ。なんかあんな少しのことを覚えているなんてキモいとか思われたら、嫌だなってね」
「でも、ストラップ…」
「マジでストラップを見たときは嬉しかったよ。それに葵ちゃんも覚えていてくれたから」
「覚えていますよ。だって、ずっと会いたいと思っていたから」
作り物だけど、クローバーに願って良かったと思った。
「ありがとう。ストラップを付けてくれて」
「はい」
「焼き鳥屋に行くか?腹ペコだ」
「クスッ。私もです」