「葵、終わった?帰れる?」
「うん、大丈夫だよ。友香、わざわざ来てくれてありがとう」
電車に乗って、ひと駅。改札口を出て歩くこと数分。イタリアン居酒屋のドアを開けた。
テーブルごとにパーテーションで仕切られていて、1つ1つが半個室になっている。ほんわかした柔らかい感じの照明が良い雰囲気を作っていた。
「へー、いいところだね」
「うん。この前、彼と来たんだけど、会社からも近いから葵とも来たいと思っていたのよ」
「うん、嬉しい。ありがとう」
自分のいないところで、自分を思い出してもらえるのは嬉しい。悪いことで思い出されると悲しいけど。
白ワインとともに、生ハムのサラダ、鯛のカルパッチョ、パーニャカウダが運ばれてきた。
「さてと、どんな展開になったのかなー?」
友香が小皿に取り分けながら、聞く。
「別にね、どんな展開にもなってないよ。ただ、昨日…」
「うん、昨日?」
「うちに泊まったの」
「えー、マジですか?それはかなりの展開じゃないのよ」
「うん、大丈夫だよ。友香、わざわざ来てくれてありがとう」
電車に乗って、ひと駅。改札口を出て歩くこと数分。イタリアン居酒屋のドアを開けた。
テーブルごとにパーテーションで仕切られていて、1つ1つが半個室になっている。ほんわかした柔らかい感じの照明が良い雰囲気を作っていた。
「へー、いいところだね」
「うん。この前、彼と来たんだけど、会社からも近いから葵とも来たいと思っていたのよ」
「うん、嬉しい。ありがとう」
自分のいないところで、自分を思い出してもらえるのは嬉しい。悪いことで思い出されると悲しいけど。
白ワインとともに、生ハムのサラダ、鯛のカルパッチョ、パーニャカウダが運ばれてきた。
「さてと、どんな展開になったのかなー?」
友香が小皿に取り分けながら、聞く。
「別にね、どんな展開にもなってないよ。ただ、昨日…」
「うん、昨日?」
「うちに泊まったの」
「えー、マジですか?それはかなりの展開じゃないのよ」