「うん、私も。今日、他の部にも挨拶してくるから、ずっと見てあげることが出来ないけど、もう大丈夫よね?」
「榎本さんの教えがいいから、萱森さんはかなり頼りになるようになりましたよ。昨日もおかげで早く片付いたし」
「あら?幸紀、昨日早く終わったの?」
「え?あ、由里。…今日、早いな。珍しい」
いつも遅い出社の小島さんが早くに来るとは思わなかったから、藤沢さんだけでなく私と榎本さんもびっくりして顔を見合わせた。
「私だって、早くに来ることあるのよ。昨日、何度も電話したのに幸紀が出なかったから、何かあったのかと思って気になったんだからね」
え?藤沢さんに電話してた?何時頃だろう。焼き鳥屋に居た時?うちに居た時?
「あ、ごめん。昨日、会社にスマホを忘れてしまってさ、さっき見たんだよ」
「ほんと?どこかに泊まったのかと思った」
疑いの眼差しは私に向けられて、思わず足がすくんだ。やっぱり小島さんは怖い。敵に回したら、本当に排除されそうだ。
「榎本さんの教えがいいから、萱森さんはかなり頼りになるようになりましたよ。昨日もおかげで早く片付いたし」
「あら?幸紀、昨日早く終わったの?」
「え?あ、由里。…今日、早いな。珍しい」
いつも遅い出社の小島さんが早くに来るとは思わなかったから、藤沢さんだけでなく私と榎本さんもびっくりして顔を見合わせた。
「私だって、早くに来ることあるのよ。昨日、何度も電話したのに幸紀が出なかったから、何かあったのかと思って気になったんだからね」
え?藤沢さんに電話してた?何時頃だろう。焼き鳥屋に居た時?うちに居た時?
「あ、ごめん。昨日、会社にスマホを忘れてしまってさ、さっき見たんだよ」
「ほんと?どこかに泊まったのかと思った」
疑いの眼差しは私に向けられて、思わず足がすくんだ。やっぱり小島さんは怖い。敵に回したら、本当に排除されそうだ。