「お、お兄ちゃんもこっちに座らない?」
1つ空いていたテーブル席に私が行くと、藤沢さんも座る。お兄ちゃんも焼酎の入ったグラスを持って、移動してきた。
「幸紀、あっちに座って」
なぜか私の隣に座った藤沢さんをお兄ちゃんが前に座るよう肩を叩く。
「えー、渉さんがあっちでいいのに。あっちのほうが広々と座れますよ」
「は?葵の隣からどいて」
いい年した大人が子供じみたやり取りをしている。藤沢さんはよく田辺くんとこんなやり取りをしているけど、いつもと立場が反対だ。
なんか新鮮というか、おもしろくて笑える。
「クスッ。私があっちに行こうか?」
「は?俺と幸紀が並んで座るの?」
「別にいいじゃないの?お兄ちゃん、ここに座って」
私が動いたから、お兄ちゃんが私が座った席に座る。男二人が並んで座ると窮屈そうだ。
それに、お兄ちゃん不機嫌な顔をしている。藤沢さんを睨んでいるように見える。
1つ空いていたテーブル席に私が行くと、藤沢さんも座る。お兄ちゃんも焼酎の入ったグラスを持って、移動してきた。
「幸紀、あっちに座って」
なぜか私の隣に座った藤沢さんをお兄ちゃんが前に座るよう肩を叩く。
「えー、渉さんがあっちでいいのに。あっちのほうが広々と座れますよ」
「は?葵の隣からどいて」
いい年した大人が子供じみたやり取りをしている。藤沢さんはよく田辺くんとこんなやり取りをしているけど、いつもと立場が反対だ。
なんか新鮮というか、おもしろくて笑える。
「クスッ。私があっちに行こうか?」
「は?俺と幸紀が並んで座るの?」
「別にいいじゃないの?お兄ちゃん、ここに座って」
私が動いたから、お兄ちゃんが私が座った席に座る。男二人が並んで座ると窮屈そうだ。
それに、お兄ちゃん不機嫌な顔をしている。藤沢さんを睨んでいるように見える。