男はまだ青ざめている


私は男の首元から刀を離し


そして、鞘に戻した


小『ねぇ、貴方。さっさと此処から消えて。さっさとしないと斬りますよ?』



私がそう言うと男は、色んな人にぶつかりながら必死に走って行った




小『……弱い男…』



私は、ぼそっと言った



とりあえず、この場から離れる事にした私は近くに見えた林の方へ向かった



林の中を進んで行き林を抜けた先は



川だった


小『川…か…。少し休んだ方が良いか…』



少し休む事にした私は、近くにあった岩に背を向け、刀を近くに置いて座った



そして、静かに目を閉じて眠った