私はノートを机の上に置いて…

達哉が使ってた部屋を一度ぐるりと見回し心の中で…

達哉ありがとう。


そう言うと…

私の頬を風が触れてすり抜けた。



私は達哉の部屋を出て貴方が居る晧覬の部屋へ向かった。