失踪の当日まで日記は続いてた。

私はもう涙が邪魔してちゃんと読む事が出来なかった。

でも手の平や甲で涙を拭い一生懸命、達哉の書いた日記を読んでいた。


失踪する当日…

達哉から電話があり私はここに来る事に成った。
でも来たら達哉は私に手紙を置いて姿を消した…
手紙には…

『瑠璃…
僕は君と結婚出来ないんだ…


ごめん…』



達哉


それだけだった…


意味が分からず…

なぜ結婚が出来ないのか?
理由を…
私はただ理由を知りたかっただけ…


でもその答えは…

達哉本人の口からでは無く人から聞いて私は生きる気力を失い…
愛して人に私はずっと裏切られてた…

とんだ茶番だった…



もう人を信じない…

もう誰も愛さない…


その時に思った。