私は晧覬に連れられ達哉が生前使ってたあの懐かしい部屋に通された…

何一つ変わりないあの時のまま…

ここだけ時が止まってるんだ…

達哉…

貴方は今、本当に幸せなの?
親子三人水入らずで幸せにくらしてるの?


お墓参りに毎月、月命日に達哉に会いに行ってたけど…
達哉…
貴方は私に答えをくれず今も私に応え様とはしてくれない…


〔大丈夫?瑠璃…〕

晧覬の心配そうな顔と声…

私は晧覬を不安にさせてはいけないんだよ…辛いのは私だけじゃ無い…
晧覬だって大切な弟を家族を失ったんだから私もしっかりしなくちゃね…


晧覬は私にノートを手渡した…

私は受け取ると…


〔僕は自分の部屋に行ってるから…。
何かあったら呼んでくれていいから…〕

じゃ…
とそういい残し晧覬は達哉の部屋から出て行った。