説明を聞くと…


唖然とした…


村上さんは村上産業の娘さんだと言う事が判明した。
村上産業はうちのライバル会社…

しかも…

うちを目の敵にしてる相手…
うちが新プロジェクトで新製品を出すと決まって似通った商品を出して来る…


前々からおかしい…と晧覬と二人で話をしてた事だった。



〔村上の裏を取ってあいつは首にする!響お前に頼みがある。村上産業に面接を受けると言う名目で中に入ってくれないか?中に入って従業員に話を聞いて来てくれないか?〕


【あぁいいよ!今から行っていいの?】


〔あぁ履歴書と写真も忘れんな!経歴は俺が考えてやるから!〕


【分かった晧覬兄】


響は履歴書を買いに行くのと履歴書の写真を撮りに行った。



なんとも段取りのいいと言うか…
チームワークが出来てると言うか…



晧覬は携帯を取り出し誰かに電話を掛け始めた。

〔あっ俺!悪いんだけどさ…夕方、事務所に来れない?あぁ済まないけど…いいかな?じゃ頼んだよ!〕


そう言って電話を切った。


今度は内線で白鷺パパの所へ電話を入れてうちの会社にスパイが居る事と情報を漏らしてると言う話をして処罰をどうするか?
話をしてた。