〔お前達一体なにをやってんの?飲み物や食べ物を粗末に扱ったらバチが当たるぞ!作った以上はちゃんと最後まで責任持って飲めよ!〕
《はぁ~い!》
はぁ~と溜め息を吐く晧覬。
〔お前達ほんと歳いつなんだよ?俺はお前達のお守役か?〕
呆れ顔で言う晧覬。その姿を見てくすくす笑う私に…
〔一番、手の掛かるお前が笑っててどうすんだよ?〕
へっ?
私ですか?
私は人差し指で自分を指すと…
《ご名答!!》
とみんなの返事が返って来た。
私は口を尖らせて膨れると晧覬にそれだから手が掛かるって言われるの!と言われた。
全然!意味分かんないんですけど!!
フン!
と言い自分の席に帰って行く途中で耳にした言葉…
[ねぇ~ねぇ~聞いた?Bluemoonの話]
Bluemoon?
うちの会社の話?
耳がダンボに成った私はその話を聞く事にした。
[由佳から聞いたんだけどさ…なんでも副社長の女が由佳に嫌がらせをするんだって…最悪よね…由佳に仕事の内容とかも教え無いんだって!由佳、社長秘書やってんのに可哀相じゃ無い?]
…………………。
間違いなく私の話をしてる。この子達…