書類に目を通し晧覬達に話をする父。



【昴君の件はこれでいいでしょう。新プロジェクトの方も全て瑠璃や晧覬君達に任せるから好きにしてくれていいと思う。】


〔では新プロジェクトの件は今週末から開始させて頂きますので…。〕
と言う晧覬。



私達は書類を直し父にも書類を直す様に話す。父は人を疑う事を知らないと言うか…


娘として本当に嫌に成って来る…



【瑠璃。出産したらお前は家に帰って来るんだよな?】
ふいに父に言われ…

考えて無かった…
里帰りの事なんか…


【お前…。双子だと言う事を分かってるのか?大変だゾ!夜泣きはするしミルクの時間もある。かぁさんも響もお前が帰って来るのを楽しみにしてるんだからな!ちゃんと考えとくんだゾ!】
分かったな!


はぁ~と溜め息を吐き私はいやいや考えときます。と返事を返した。



全く考えて無かった実家に帰る事なんか…

私の家は晧覬と一緒に生活をしてるあの一軒家だから…



う"~ん…


どうしょう…


困ったゾ!

もし三つ子だとバレたら間違いなく実家行きが確定してしまう…



〔瑠璃?眉間に皺が寄ってますよ…。可愛い顔が台無しですよ。里帰りの事はまた家に帰ってから二人で考えましょう…。〕