父が帰って来た。
【瑠璃!晧覬君!白鷺君。大江君。針君。今日はご苦労です。】
と挨拶をする父。
早く本題に入りたかった私は父に返事をして早速だけど…
といい書類を出し父に渡す。
秘書の村上さんがお茶を持って来るのが分かって私は扉を開け村上さんからトレーを受け取りありがとう。そう言って扉を閉めた。
普通、私達が部屋に入った時点でお茶を出すのが常識。
この人は新プロジェクトを私が担当してるのを知ってる。
父が部屋に帰って来たら書類の類いを提出するのも知ってるからこのタイミングでお茶を持って来る。
ジュースとか買って来たからお茶はいらないと言っても必ず持って来る。
本当に最悪な人。
晧覬も他の人達もそれを知ってるので出されたお茶には一切触れず飲まず。
私も飲まない。
そんな私達を見て父はいつも言う…
【本当に村上さんの事みんな受け付け無いんですね…。もうじき村上さんも秘書から移動に成ります。それまで辛抱して下さい】
と父はいつも口癖の様に言う。
でも代えた試しが全く無い。