この間の新プロジェクトの書類も一緒に提出する事にした。
久し振りに会社に顔を出す事に成る。
顧問弁護士と補佐を従え私は本社ビルを久し振りに訪れた。
受付の人達は瑠璃さんお久し振り!と声を掛けて来る。
私は晧覬と手を繋いで父の在席を確認すると人事課の方で用事をしてると言う話だった。私は受付から人事課に電話を入れ父を呼んで貰った。
【おぉ~瑠璃ようやく来たか!待ちくたびれたゾ!今、受付から電話をしてるのか?晧覬君達は?一緒なのか?私も後から社長室に行くから先に行っててくれ!】
一気に喋る父に私は苦笑しながら社長室がある最上階へ行く事にした。
エレベーターに乗り込み10階を押す。
従業員は私や晧覬達に挨拶をする。
私はここの副社長なんだと改めて思ってしまった。
10階に着きエレベーターを降りると秘書の村上さんが出迎えてくれた。
「瑠璃さんお久し振りです。社長は今」
あぁ~人事課に行ってるんでしょ?
受付で聞いて父に内線で話をしたから大丈夫だよ。と言い私は社長室の戸を開け晧覬達と中に入った。
〔瑠璃?やっぱり村上さんの事…〕
ごめん。
やっぱり嫌い!