時計を見ると…

21時。
もう2時間もここに居てる。
営業妨害に成るのでそろそろ腰を上げようと思った時…


【おぉ~!お前達もここに来てたのか!偶然だな!】
と聞き覚えのある声


……………………。

【おっ!響!お前瑠璃にちゃんとお礼を言って家に帰って来るんだゾ!】


【晧覬君。済まないね…。響が世話に成ってしまって…】


父よ…
五月蠅い!


【みなさん初めまして。私、瑠璃と響の父で麻生耕助と言います。いつも娘と息子がお世話に成り…】

????????

【みんな初めてじゃ無かったね!】

アハハハハと笑い出す父に…

握り拳を作りフルフル震えてると…


〔お義父さん奇遇ですね?一体、今日はどうしたんですか?〕
と聞く晧覬に…


【あぁ人と待ち合わせをしててね。じきに来ると思うんだけど…昴君。君のお父さんと晧覬君のお父さんなんだよ!】


はぁ~?????


なんでお義父さんと昴のお父さんなの?
そう聞くと…


【いやね…。要さんから電話があって海翔さんとも一緒に話がしたいと言う事でね。】


なんなのそれ?


『親父が電話をして来たんですか?おじさんの所に?』
昴が質問すると…

【あぁそうだよ。】



『有り得ねぇ!』